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車高調とは

HOW ABOUT COILOVER

様々な種類のサスペンションを徹底解剖

車高調とは、車高調整式サスペンションの略称であり、その名の通り、車高を調整することが出来るサスペンションのことを指します。

車高を調整する製品として、他にもダウンサス(ローダウンスプリング)がありますが、ダウンサスがスプリングを短いものに交換して一定の車高に下げるのに対して、車高調はサスペンションごと調整機構がついたものに交換して、車高を自由に上下させることが出来ます。

ダウンサスと車高調について

■ダウンサス

ダウンサスは、サスペンションについているスプリング自体の長さを短くすることで車高を下げることが出来るスプリングです。ダウンサスのメリットはリーズナブルなことと、スプリングを変更するだけでローダウンすることが出来るという手軽さです。

一見、ローダウンするだけであれば、ダウンサスでもいいのでは?と思われがちですが、一つ注意して頂きたい点があります。スプリング自体を短くして車高を下げるということは、その分ストローク量(サスペンションが上下に動くことが出来る長さ)が減少し、ショックアブソーバーの本来の性能がスポイルされることで、結果的に突き上げ感の強い、乗り心地の悪い車になってしまう可能性が高くなることを考慮しなければなりません。

また、基本的にダウンサスは一度取り付けた後に車高を調整することが出来ず、「もう少し車高を下げたい」という場合や、「車高が下がりすぎて車検に通らなくなってしまった」といった場合は、別のスプリングに買い換えるか純正スプリングに戻す必要があります。

■車高調

元々は頻繁に車高を調整する必要がある新型車の開発やモータースポーツシーンで使用されていた車高調ですが、1980年台に規制が緩和されてから一般ユーザーにもマフラーやエアロといったカスタムパーツと同様に広く浸透し、車のカスタムにおいてポピュラーな存在になりました。

そんな車高調にも、大きく分けて「Cリング式」「ネジ式」「全長調整式」という3つの種類があります。全ての車高調に共通していることは、車高を調整出来るという点ですが、それぞれ性能や特性、調整方法が大きく異なります。

Cリング式車高調

Cリング式車高調は、ショック本体の溝にC型のリングをはめ込んで車高を調整出来るサスペンションを指します。

【メリット】
・製造が簡単で最も安価。

【デメリット】
・車高の調整幅がショックの溝に依存する為一定の間隔でしか調整出来ない。
・車高の調整には、サスペンションを取り外しショックを分解してスプリングを外してから調整する必要がある為手間がかかる。
・製造技術が上がった現在ではCリング式のメリットが少なく、一般的ではなくなってきている。

ネジ式車高調

ネジ式車高調は、ロワシート(スプリング下部の受け皿)を上下させてバネの取り付け位置を変えることで車高を調整出来るサスペンションを指します。

【メリット】
・構造が単純で比較的安価な製品が多い。
・車高の調整が容易。

【デメリット】

全長調整式車高調とネジ式車高調の違い

・車高を下げる程上記図【A】の範囲が狭まり、ダウンサスのようにスロトーク量が減少して乗り心地が悪化する。
・車高を下げるとプリロード(※1)のかかりすぎで跳ねるようになったり、ショックの寿命を縮めたり、意図しない走行性能の低下を招きやすい。
(※1)予めスプリングにかけておく荷重(負荷)のこと。

全長調整式車高調

ラルグスが採用している全長調整式車高調は、ロワブラケット(ショック下部の車体に取り付ける部品)を上下させてサスペンション自体の長さを変えることで車高を調整出来るサスペンションを指します。

【メリット】
・車高調整時にストローク量が変化しない為、どの車高でもショックの性能を最大限発揮させることが出来る。
・車高調整時にプリロードが変化しない為、乗り心地や走行性能、ショック寿命の低下を招かない。
・最も調整可能な範囲が広く自由度が高い。

【デメリット】
・構造が複雑な為比較的高価な製品が多い。

車高調のもう一つの機能「減衰力調整」

減衰ダイヤル

車高調キットを選ぶ上で必ずといっていいほど目にする「減衰力○○段調整」という文字。LARGUSの車高調にも、32段の減衰力調整機能がついています。

この減衰力を簡単に説明すると、サスペンションが伸び縮みするのを抑える力のことを指していて、減衰力を高くすれば固い乗り心地になり、低くすれば柔らかい乗り心地になります。

(厳密には、ショックアブソーバー内のピストンのスピードと、それを抑える抵抗力で減衰力の大きさを表し、減衰力が大きければ大きいほどストロークスピードが遅くなる=車体が沈み込むスピードが遅くなる為、結果的に乗り心地が固くなったように感じ、ロールやピッチングを抑えることに繋がります)

この減衰力調整機能が、ダウンサスや減衰力固定式の純正形状サスペンションにはない大きなメリットの一つです。

また、この減衰力調整というのは、単に乗り心地を改善するだけに留まらず、ロールやピッチングを抑えたり、直進安定性を高めたりといった、走行性能の向上にも重要な役割をもっています。

これまで「減衰力はよくわからない」「車高調はついているけど減衰力は調整したことがない」という方も、車高の調整と一緒に減衰力セッティングにも目を向けて頂けると幸いです。

※LARGUSの車高調キットは車種によってショックの上部や側面など、減衰力調整ダイヤルの位置が変わります。構造的に減衰力を調整し辛い位置にある車種や手軽に室内から調整したい方向けに、減衰力調整ダイヤル延長ケーブルもラインナップしています。

単筒式ショックと複筒式ショック

ここまでは、車高調とダウンサスの違いと車高調の種類による違いについて説明をしてきました。ここからは更にもう一歩踏み込んで、ショックアブソーバーの種類について説明をしたいと思います。

単筒式車高調と複筒式車高調の違い

ショックアブソーバーには「複筒式」と「単筒式」という2つの種類があります。見た目に違いはありませんが、性能や構造には大きな違いがあります。

複筒式

シェルケース(筒)が二重になっていて、車高調のストロークに合わせてオイルがそれぞれの筒を行き来する構造。純正ショックや安価な車高調に多く採用されています。

【メリット】
・製造コストが低く安価な製品が多い。
・封入するガス圧を低く出来る為、比較的乗り心地が良い。

【デメリット】
・放熱性が悪くオイルが劣化しやすい。また、長時間正確な減衰を維持出来ない。
・ピストンバルブが小さく、正確に細かく減衰力の調整が出来ない。
・レスポンスが悪くふわふわしやすい。
・オイルに気体が混入するエアレーションが起きやすい。
・混入した気体が気泡化すると、正常な減衰が出来なくなる。
・構造上車体への取り付け角度が制限される。

単筒式

ラルグスが採用する単筒式は、一つのシェルケース内でオイル室とガス室を直列で区分けし、ピストンが上下にストロークすることによって減衰力を発生させる構造です。

【メリット】
・オイルの容量を多くとることが出来、放熱性も高い為、オイルの劣化に強い。
・長時間のハードドライビングでも正確な減衰を維持出来る。
・構造上エアレーションが起きない。
・レスポンスが良く、接地感のあるリニアなドライビングが出来る。
・ピストンバルブが大きく、細かく正確な減衰力の調整が出来る。

【デメリット】
・ガス圧が高く複筒式と比較して固くなりやすい。
・製造コストが高く高価な製品が多い。

結局のところ、どんな車高調が良いのか

「求めるものによって、変わってくる」というのが、建前上の見解ではあります。「とことん安く、少しだけローダウン出来れば他のデメリットには目をつむれる!」という方には、当然ダウンサスがマッチしていると考えます。ですが、決して全く同じ状態の車両が存在しないように、求める車高の高さや性能にもユーザーそれぞれのニーズが存在します。

「車高を下げてドレスアップしたい」「極力乗り心地は悪くしたくない」「もっとスポーツ走行を楽しめるようにしたい」といった様々な要望を同時に叶えることが出来る可能性があるのが、全長調整式車高調キットなのです。

そして、そんな全長調整式車高調キットで現在主流となっているのは「ネジ式車高調」と「全長調整式車高調」ですが、当然私たちLARGUSとしては単筒式の全長調整式車高調をおすすめします。

ネジ式車高調や複筒式ショックの車高調には、製造コストが安価で製品価格も比較的安価なものが多いというメリットがあることは確かですが、LARGUSでは2006年の設立以来、性能に妥協することなく全長調整式にこだわり、コストパフォーマンスを高めることに注力してきました。

そして、全長調整式車高調キットとして手に取りやすい価格を維持しながら、国内最大規模の適合車種数を誇るラインナップを実現し、2年間の製品保証と各種補修部品の充実、ショックのオーバーホールサービスやお客様サポート体制の強化といった、より長くLARGUSの全長調整式車高調を愛用して頂ける体制を整えてきました。

そうしたこれまでの実績や裏付けをもとに、私たちLARGUSは全長調整式車高調を皆様におすすめしています。

COILOVER LINEUP
商品名 特徴 製品詳細
車高調キット SpecS スタンダードモデル CHECK
車高調キット SpecSI 輸入車向けスタンダードモデル CHECK
車高調キット SpecK K-CAR向けモデル CHECK
車高調キット SpecD スーパーローダウンモデル CHECK
車高調キット SpecRS サブタンク式ハイエンドモデル CHECK
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